追証とは

追証とは

追証(追加証拠金、Margin Call)は、FX取引において維持率が下がったときに、FX会社から追加証拠金の入金を求められることです。

追証の基本

追証は、ロスカットを回避するために、追加の証拠金を入金することを指します。

追証の目的

1. ロスカットの回避: 維持率を上げて、ロスカットを回避

2. ポジションの維持: 現在のポジションを維持できるようにする

3. 損失の拡大防止: 損失がさらに拡大するのを防ぐ

追証が発生するタイミング

維持率の低下

追証は、維持率が一定の水準を下回ったときに発生します。

維持率の計算式:

  • 維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100%

追証基準

各FX会社により、追証基準が異なります:

  • 維持率100%以下: 追証が発生(多くのFX会社)
  • 維持率50%以下: 追証が発生(一部のFX会社)
  • 維持率30%以下: 追証が発生(一部のFX会社)

例:追証の発生

前提条件:

  • 必要証拠金: 10万円
  • 有効証拠金: 15万円
  • 維持率: 150%

損失が発生した場合:

  • 有効証拠金: 8万円(損失7万円)
  • 維持率: 80%
  • 追証基準: 100%以下

追証が発生し、追加証拠金の入金を求められる

追証の種類

1. マージンコール(警告)

維持率が下がったときに、FX会社から警告が来ます。

特徴:

  • 追加証拠金の入金を求められる
  • 入金しない場合は、ロスカットされる
  • 入金すれば、ロスカットを回避できる

2. 強制ロスカット

追証を入れずに維持率がさらに下がると、強制ロスカットが発生します。

特徴:

  • 自動的にポジションが決済される
  • 損失が確定する
  • 証拠金以上の損失を防ぐ

追証を回避する方法

1. 余裕を持った証拠金

推奨:

  • 必要証拠金の2倍以上を維持
  • 維持率を200%以上に保つ

例:

  • 必要証拠金: 10万円
  • 推奨証拠金: 20万円以上
  • 維持率: 200%以上

2. 適切なレバレッジ

推奨:

  • 初心者: レバレッジ10倍以下
  • 中級者: レバレッジ25倍以下

レバレッジが高いほど、追証が発生しやすくなります。

3. 損切り注文の設定

推奨:

  • エントリー時に損切り注文を設定
  • 損失を一定の範囲内に抑える
  • 追証が発生する前に手動で決済

4. ポジションサイズの管理

推奨:

  • 1回の取引で使う証拠金を制限
  • 全証拠金の10%以下を目安
  • 複数のポジションを持つ場合は、合計を確認

追証が発生した場合の対応

1. 状況の確認

追証が発生したら、まず状況を確認します。

確認事項:

  • 現在の維持率
  • 必要証拠金
  • 有効証拠金
  • 損失額

2. 対応方法の選択

追証が発生した場合、以下の対応方法があります:

#### 方法1: 追加証拠金を入金

メリット:

  • ポジションを維持できる
  • ロスカットを回避できる

デメリット:

  • 追加の資金が必要
  • 損失がさらに拡大する可能性

#### 方法2: 一部のポジションを決済

メリット:

  • 必要証拠金を減らせる
  • 維持率を上げられる
  • 追加資金が不要

デメリット:

  • 一部のポジションを失う
  • 損失が確定する

#### 方法3: 全てのポジションを決済

メリット:

  • 損失を確定できる
  • 追加のリスクを避けられる

デメリット:

  • 全てのポジションを失う
  • 損失が確定する

3. 今後の対策

追証が発生した原因を分析し、今後の対策を立てます。

分析ポイント:

  • レバレッジが高すぎたか
  • ポジションサイズが大きすぎたか
  • 損切り注文を設定していなかったか
  • 市場の急変動に対応できなかったか

追証の注意点

1. 追加資金のリスク

追証を入れる場合、追加の資金が必要です。

注意点:

  • 生活に必要な資金は使わない
  • 損失がさらに拡大する可能性がある
  • 無理な資金調達は避ける

2. 感情に左右されない

追証が発生しても、感情に左右されないことが重要です。

注意点:

  • 損失を認める勇気を持つ
  • 無理にポジションを維持しない
  • 計画を守る

3. 市場環境を考慮する

追証が発生したときの市場環境を考慮します。

注意点:

  • 市場が不利に動いている場合は、決済を検討
  • 市場が有利に動く可能性がある場合は、追加証拠金を検討
  • 週末・祝日前は注意

まとめ

追証は、FX取引において維持率が下がったときに、追加証拠金の入金を求められることです。追証を回避するためには、余裕を持った証拠金を維持し、適切なレバレッジとポジションサイズで取引することが重要です。追証が発生した場合は、冷静に状況を判断し、適切な対応を選択することが重要です。初心者の方は、まず低いレバレッジ(10倍以下)で始め、維持率を200%以上に保つことをおすすめします。

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