FX取引では、様々な注文方法があります。それぞれの特徴を理解して、適切な注文方法を選ぶことが重要です。
基本的な注文方法
1. 成行注文(Market Order)
現在の市場価格で即座に約定する注文方法です。
特徴:
- 即座に約定: 注文を出した瞬間に約定
- 価格が確定しない: 約定価格が注文時点では確定しない
- スリッページ: 価格変動により、想定と異なる価格で約定する場合がある
使い方:
- すぐに取引したい場合
- 価格の細かい違いを気にしない場合
2. 指値注文(Limit Order)
指定した価格以下(買い)または以上(売り)で約定する注文方法です。
特徴:
- 価格が確定: 指定した価格で約定
- 約定しない場合がある: 指定価格に到達しないと約定しない
- 確実性: 希望する価格で確実に約定
使い方:
- 希望する価格で取引したい場合
- エントリー価格を事前に決めている場合
3. 逆指値注文(Stop Order)
指定した価格以上(買い)または以下(売り)で約定する注文方法です。
特徴:
- ブレイクアウト: 価格が一定の水準を突破したときに約定
- 損切り: 損失を限定するために使用
- 追い上げ: 上昇トレンドに乗るために使用
使い方:
- 損切り注文として使用
- ブレイクアウトを狙う場合
特殊な注文方法
4. IFD注文(If Done Order)
最初の注文が約定したら、自動的に次の注文を出す注文方法です。
特徴:
- 2段階の注文: 最初の注文と、その後の注文をセット
- 自動化: 最初の注文が約定すると、自動的に次の注文が発動
使い方:
- エントリーと同時に損切り・利確を設定したい場合
- 取引を自動化したい場合
5. OCO注文(One Cancels Other)
2つの注文のうち、どちらか一方が約定すると、もう一方が自動的にキャンセルされる注文方法です。
特徴:
- 2つの注文: 2つの注文を同時に出す
- 自動キャンセル: 一方が約定すると、もう一方がキャンセル
- 柔軟性: 複数のシナリオに対応
使い方:
- 損切りと利確を同時に設定したい場合
- 複数のエントリーポイントを設定したい場合
6. IFO注文(If Done OCO)
IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
特徴:
- 3段階の注文: 最初の注文、その後の2つの注文
- 自動化: 最初の注文が約定すると、OCO注文が発動
使い方:
- エントリーと同時に損切り・利確を設定したい場合
- 複雑な取引戦略を実現したい場合
注文方法の選び方
スキャルピング
- 成行注文: すぐに約定したい場合
- 指値注文: 希望する価格で確実に約定したい場合
デイトレード
- 成行注文: エントリー時
- 逆指値注文: 損切り時
- 指値注文: 利確時
スイングトレード
- 指値注文: エントリー時(希望価格で確実に)
- 逆指値注文: 損切り・利確時
- IFD注文: エントリーと同時に損切り・利確を設定
注文方法の注意点
1. スリッページ
- 成行注文では、想定と異なる価格で約定する場合がある
- ボラティリティが高い時間帯は、スリッページが大きくなる
2. 約定しないリスク
- 指値注文では、指定価格に到達しないと約定しない
- 市場が急変した場合、約定しない可能性がある
3. 注文の有効期限
- 注文には有効期限がある場合がある
- 有効期限を過ぎると、注文が自動的にキャンセルされる
まとめ
FX取引では、様々な注文方法があります。それぞれの特徴を理解して、取引スタイルに合わせた注文方法を選ぶことが重要です。初心者の方は、まず成行注文と指値注文から始めることをおすすめします。