スプレッド(Spread)は、FX取引における「買値」と「売値」の差額で、取引コストの一つです。
スプレッドの基本
スプレッドは、FX会社が提示する「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の差額です。
例:USD/JPYのスプレッド
- 買値(Ask): 150.05円
- 売値(Bid): 150.03円
- スプレッド: 0.02円 = 2pips
スプレッドの仕組み
買い注文の場合
- 買値(Ask)で約定
- すぐに売ると、売値(Bid)で約定
- スプレッド分の損失が発生
売り注文の場合
- 売値(Bid)で約定
- すぐに買うと、買値(Ask)で約定
- スプレッド分の損失が発生
スプレッドの重要性
取引コストとして
スプレッドは、取引のたびに発生するコストです。スプレッドが狭いほど、取引コストが低くなります。
例:スプレッド2pipsの場合
- 1万通貨取引: 200円のコスト(2pips × 100円)
- 10万通貨取引: 2,000円のコスト(2pips × 1,000円)
スプレッドの比較
主要通貨ペアのスプレッド
通貨ペアスプレッド(目安)
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USD/JPY0.2〜0.5pips
EUR/USD0.5〜1.0pips
GBP/USD1.0〜2.0pips
AUD/USD0.5〜1.5pips
スプレッドが広い通貨ペア
- クロス円: EUR/JPY、GBP/JPYなど(1.0〜3.0pips)
- エキゾチック通貨: トルコリラ、南アフリカランドなど(5.0pips以上)
スプレッドの変動要因
1. 市場の流動性
- 取引量が多い通貨ペアほど、スプレッドが狭い
- 取引量が少ない通貨ペアほど、スプレッドが広い
2. 市場の時間帯
- 東京時間: USD/JPYのスプレッドが狭い
- ロンドン時間: EUR/USD、GBP/USDのスプレッドが狭い
- ニューヨーク時間: 主要通貨ペアのスプレッドが狭い
3. 経済指標発表時
- 重要な経済指標発表時は、スプレッドが一時的に広くなる
- ボラティリティが高い時間帯は、スプレッドが広くなる
スプレッドの選び方
スキャルピング向け
- スプレッドが狭い: 0.2pips以下が理想
- 短時間で利益を狙うため、コストを抑える必要がある
デイトレード向け
- スプレッドが狭い: 0.5pips以下が理想
- 1日の取引回数が多いため、コストを抑える必要がある
スイングトレード向け
- スプレッドがやや広くても可: 1.0pips程度
- 取引回数が少ないため、スプレッドの影響は小さい
まとめ
スプレッドは、FX取引における重要な取引コストです。スプレッドが狭いほど、取引コストが低くなり、利益を出しやすくなります。特に、スキャルピングやデイトレードを行う場合は、スプレッドが狭いFX会社を選ぶことをおすすめします。